12月1日(木)、第4回学会賞表彰式および報告が開催されました。 表彰式は、慶應義塾大学三田キャンパス北館ホールにて開催された「日本ヘルスサポート学会第6回学術集会」にて行われました。
◆ 日本ヘルスサポート学会賞の趣旨
本賞には、研究者が行った研究成果を顕彰する研究部門賞と実践家が行った継続的な実践活動による成果を顕彰する実践活動部門賞の二部門があります。
・実践活動部門賞
ヘルスサポートに関する実践活動は今後増大し、多くの革新によって従来にない価値の提供が期待されています。この賞の目的は、実践活動の意義を学問的に分析し、その意義を明確化することにより、継続的実践的事業モデルの構築に寄与することです。実践活動の主体は、官公署・民間または営利・非営利を問いません。応募(自薦・他薦)があった実践活動を選考対象とします。
・研究部門賞
ヘルスサポート学は生成途上にあります。この賞の目的は、研究成果を顕彰することを通して、研究の方向性・着眼点を明示することにより、学術研究の発展に寄与することです。本学会が刊行するAsian Pacific Journal of Disease Management誌に掲載された論文を選考対象とします。
◆ 第4回受賞者
今回は、すべて実践活動部門からの受賞となりました。(研究部門は該当者なし)
受賞者 |
受賞対象となった実践活動 |
熊本市医師会 |
医師会が特定保健指導事業で地域のかかりつけ医の機能を発揮 |
(左から)築地時久氏(熊本市医師会ヘルスケアセンター 放射線技師主任)、田中滋学会理事長
受賞者講演資料:熊本市医師会「ITを活用した特定保健指導の円滑な運用事例」
受賞者 |
受賞対象となった実践活動 |
呉市 |
医療保険者でもある市が、健康寿命の延伸と国民健康保険の健全運営の実現に繋がる保健事業を展開し、保険者機能を高度に発揮 |
(左から)前野尚子氏(呉市福祉保健部保険年金課管理栄養士)、原垣内清治氏(広島県呉市福祉保険課課長補佐)、
田中滋学会理事長
受賞者 |
受賞対象となった実践活動 |
コスモスイニシアグループ健康保険組合 |
データ分析に基づく先を読んだ効果的な保健事業の展開による健康度の向上と医療費の低減 |
(左から)中村貢三氏(コスモスイニシアグループ現常務理事)、花篤祐子氏(コスモスイニシアグループ現常務理事)、
山根加寿恵氏(コスモスイニシアグループ前常務理事)、田中滋学会理事長
受賞者講演資料:コスモスイニシアグループ健康保険組合「健康づくりへの取組み~新設健保の5年間~」
◆ 選考委員会
委員長 田中滋(慶応義塾大学大学院経営管理研究科教授・当学会理事長)
委員 郡司篤晃(聖学院大学大学院人間福祉学研究科教授)
委員 椎名正樹(健康保険組合連合会理事)
委員 辻哲夫(東京大学高齢社会総合研究機構教授)
委員 松田晋哉(産業医科大学医学部公衆衛生学教室教授・当学会副理事長)
委員 森山美知子(広島大学大学院保健学研究科保健学専攻看護開発科学講座教授・当学会理事)